Common Woods 冬の森

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 草とか木とか、植物が好きだとは自覚しているんだけれど専門的な知識が有る訳でもなし。これらに対する特別な思想が有る訳でもなし。さてどう書こうかと。したらば幸田文の「木」という本のなかに、あぁこういうことかと頷く一節が。「毎日のくらしに織込まれて見聞きする草木のことで、ただちっとばかり気持がうるむという、そんな程度の思いなのである」と。
 気持ちが潤む。シマコさんの描くクワディーサーを初めて見たときがまさしくそうだった。葉っぱの無い、幹と枝だけの冬の木。あぁあれだ、冬のクワディーサーだ。うんそうだ、でも何だこのジワジワくる感じは。じつはその絵を見るまでは、5月の新緑きらきら黄緑色の葉っぱが好きで好きでたまらなかった。渋滞中の車から見る街路樹の、お弁当もってってランチする公園の木々の、鮮やかで瑞々しい葉。けれどその絵を見て飛び散った。こないだの颱風で木々の葉が吹っ飛ばされたみたいに。削ぎ落とされて、何もなくなって。でもだからこそこれから始まるあれやこれやの可能性に満ち満ちていて。その凛とした姿の美しさに身体のあちらこちらが潤った。うん、ウルった。
  そんなシマコさんの絵がOMAR BOOKSで見れるのだ。そうだ、幸田文の「木」と巡り会ったのもOMAR BOOKSだった。さらに愉快な先輩、PLANTADORの植物もコラボ。その他も多岐にわたって興味深い内容。きっと目耳鼻指先から沁み入ってくるに違いない。OMAR BOOKSの冬の森で、気持ちの潤いを、ぜひどうぞ。


詳細はこちらOMAR BOOKSさんへ。この他にも興味深いイベントがてんこ盛りです。
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by chikao_may1st | 2012-11-14 12:47 | etc


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