「みなづきのガラス」

 もう既に水曜になってしまいましたが、、、
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 先週の土曜日は吹きガラス工房 彩砂(るり)の小野田郁子さんの個展を観るべく、宜野湾は大山のkufuuへ。張り切って初日の突撃、kufuuのお二人+keyさんとゆんたく、郁子さんとはじめましてのご挨拶。kufuuさんの計らいで、あの器も展示しているとのこと。おーラッキー、言ってみるもんだなぁ。今年の沖展に出展されていて、周辺の出展品とは明らかに異なるオーラを放っていたあの器。「あの時以来、気になっていたんですよー」と郁子さんに告白しつつ、いろんなお話を聞かせてもらいました。
 あの器が「くら」のヴィンテージボトル出生であること。その薄く伸ばされた黒ガラスに青ガラスが重なり深い群青を生んでいること。同じ原料でも日時温度湿度が変わると発色が異なること。意図せず発生する絶妙のグラデーションがあること。師匠とのやり取り。沖展の裏話などなど。
 郁子さんの話を聞いていると、いつもお世話になっている美容師さんの「ヘアカットはライヴである」という言葉を思い出した。その人の頭の形、耳の位置、髪の量、癖、太さなどなどをその時々で瞬時に判断してイメージを拵えて鋏を入れてカタチをつくっている、その時限りのライヴ演奏のようなものである、とのこと。ガラスの手仕事もそれに近いなと。熱を与えられ生き物のようになったガラスを相手に、想い描いた構想を吹く息に込めて瞬間でカタチにしていく。まさにライヴですな。
 建築はじっくり時間を掛けて、その建築に関わるたくさんの人やモノ・素材との対話を重ねて大事に育てて拵えていく。まるで対局にあるようだけど、出来上がったモノを見る人使う人に与える感動はどちらにも通ずるものがある。作る人がいて、それぞれの過程があって、モノができあがる。そしてそれが誰かの心をちょっと揺さぶる。あーやっぱりモノ作りは面白いワイ。
 ちと話しは逸れましたが、とてもとても素敵な展示会でした。kufuuさんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。展示会は6月19日までだそうです。興味のある方は是非どうぞ。



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ガラスを通して生まれる光と陰のうつくしさに思わず感嘆。
光源とガラスの距離やガラスの器たちの配置をアレコレ変えて。
見ようによっては人の居ない街角のようにも見て取れる。
透明な建築とそれから派生する通りの舗装。
モノクロの万華鏡の世界に住む感じか。シュール。
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by chikao_may1st | 2010-06-09 00:13 | weekend | Comments(2)
Commented by ミッチー at 2010-06-12 02:09 x
私の髪も踊らされているのか~(笑)

想いをつくることができるお仕事ってすてきですね!
そういう気持ちにさせてくれるってありがたいですね・・・。
Commented by chikao_may1st at 2010-06-12 09:43
そう、アングラさんの思うがままです(笑)。

有形無形どちらにしても、気持ちが伝わる仕事をしないとね。
ふむふむ自己啓発。


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