5月5日の北島角子さんと5月9日の岩崎知弘さん

 GW最終日の子どもの日、宜野湾の佐喜真美術館にて北島角子さんの一人芝居を見てきました。年に一度のこのお芝居、今年で10年目を迎えるとのこと。「来年はできるかわからんさぁ〜」と仰っていましたが、ぜひとも続けて頂きたい濃い内容でした。おばぁが孫に語るという形式での一人芝居。
  如何なる理由があろうとも戦争は絶対にやってはならない。
  モノの贅沢よりもココロの贅沢を大切にする。
  祭日のイベントと化している地域の行事の本当の意味を理解する、などなど。
 長くて深い人生の体験を通して語られるメッセージは、他にもたくさん学ぶべきことがありました。何より戦争時(いくさゆー)の話がとても生々しくて痛々しくて恐ろしくて。あれ以来赤飯が食べられないというエピソードには、ほんとにもう、なんと表現したら良いのやら。
 心の深いところに傷を背負ったおじーやおばーが、今の時代を自分と同時に生きているということがどんなに凄いことか。やっぱりお年寄りは大切にしないと。宝物です。

 そして母の日、優待チケットなるものを頂いていたので「いわさきちひろ展」へ。輪郭がぽわんとぼやけた子どもの絵という認識程度の浅学ぶりでぷらりと行ったもんだから軽い衝撃を受けました。展示の前半はふむふむ。「かんらんしゃ」でおー、こんな色合いも、となって、しばらく進むと「冷やし中華と少女」などが何故かツボに。「ちひろのアトリエ」で折り返すと鉛筆で描かれた自画像やスケッチ、油絵まであった。こういう作風が個人的には好みかも。書籍の挿し絵用に描いたという数枚にもグッときた。とくに「身体測定」は学期の始めに身体測定でドキドキした感情が甦って懐かしい。後半は「戦火の中の子どもたち」。なびく髪から香りが届きそうなふんわりした絵とは真逆の、刺々しく他を寄付けない鉄条網とそれを背景に座り込む少年の絵。こんなの描きたくなかったに違いない。それでも平和のために、子どもたちのために表現しなければ、と唇を噛みながら描いたのだろうか。
 愛しい子ども、花、貝殻、美しい自然、いわさきちひろさんの愛するものがたくさん詰まっていた。とくに子どもたちへの愛情はもう溢れ出してる。描くことで自分の愛するものを守りたいというメッセージを感じました。将来を担う子どもたち、この子らも宝物。

 大事にしないといけないものがたくさんある、ように思う。しかし、余計なものをすこしづつ排除して行けば案外シンプルなのかも。勉強になりました。
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by chikao_may1st | 2010-05-09 14:47 | weekend


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