MUSIX2010 沖縄国際アジア音楽祭

「安里屋ユンタ旅に出る」を観てきました、聴いてきました。
言わずもがな(?)安里屋ユンタは竹富島にある安里屋に生まれた美女クヤマが、首里から赴任してきた役人の賄女となるのを断った。という内容(端折り過ぎですねすいません詳しくはいろんな研究がなされていますので検索くださいませ)なんですが、この曲が竹富島から石垣、沖縄本島、日本本土への伝播・変遷の様子を辿る内容でした。

出演者は、沖縄竹富郷友会のみなさん(89歳にして一人暮らし、お粧ししてバスやモノレールに乗ってお出掛けする祖母も含む)、沖縄ジャズ協会+ポール石垣+与世山澄子(OJAがsoo cool!+ゆんたくより心で歌うサックスに、酔う+与世山澄子はモンパチfes以来やはりチャーミングなおばさま)、沖縄市諸見里青年会によるエイサー(腸抉るウスデークの心地良さよ)、青柳拓次(初見でしたがそういうことか道理で良い訳だ)、大工哲弘(貫禄の大取り重鎮)。その他にも音声のみですが、我が敬愛の細野晴臣氏、世界の坂本教授などなど、と私的には超豪華でした。

それぞれのバッグラウンドから生まれ出る「安里屋ユンタ」を共通のテーマにして歌い継ぐ、すばらしい企画だったと思います。ただひとつの唄が、時を経て、人を経て、こんなにも広がるものなのか。そしてこの曲が育まれた地に生まれ育ったこと、いつもの生活のBGMのように島の音楽に囲まれていた事に、今さらながら有り難く誇らしく思ったりして感動感激いたしました。

自分らしく、とか、自分のルーツは、とか。最近になってようやく自分の事を考えるようになってから、八重山古典民謡が結構幅を利かせている事に気が付いた次第です。ふと我に帰ったとき、心を落ち着けて拠り所と成り得るような文化が、しっかり自分の中に存在するということはこんなにも心強いものかと再確認。まずは浅く広く、一生を掛けて深く奥へ。やりたいことが山ほどある。困った困った。
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by chikao_may1st | 2010-03-26 01:05 | etc


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