親密なスケール、親近感、馴染む、、、

堀部安嗣氏の講演会「風景と時間とともに」を聴いてきました。
講演のイントロとして、全盲の方々が考える・イメージする「美とは何か」についての話し。視覚を使わずとも美しさを感じる→情報量の多さに身近なところに宿る美しさを忘れていないか、という投げかけ。目新しさを求めるのが建築ではなく、既にあったモノの良さを顕著化させる役割を担っているのが建築ではないか、という考え。世の移り変わりの中で誰かの拠り所となるような良い建築は「創造:create」ではなく「想像:imagination」から生まれるのでは、という件では、くりえーたー、でざいなー、などという単語が流暢に出てこない僕は心の中で首を大きく縦に振ったのでした。

先月東京青山で「DIALOG IN THE DARK」を体験してから、視覚を使わないことや触覚について悶々考えていたこと。それから敬愛する弥太郎氏の「今日もていねいに」に通ずるあたり前の暮らしに対する感じ方考え方。そして日々図面を描き現場に出てカタチのあるものをこしらえることに携わる、仕事としての建築。

頭の上でぽわぽわしていたものをガムテで一括りにしてもらった感じでした。まだ整理できていませんが、もうしばらくいろいろ考えてみます。いやしかし、というかやっぱり、素敵だったな堀部さん。今思えば、あの作品集にもしっかりと人柄が出てる。帰ってからまた見返そう。
[PR]
by chikao_may1st | 2010-03-03 19:57 | etc


<< 三寒四温てか 日曜夕方自宅AP2Fより >>